X線分析業務
あけましておめでとうございます🎍。
昨年は年明け早々、新型コロナウイルスの猛威によって世界中が不安と恐怖に
怯えた一年でした。日本でもコロナの影響は計り知れません。
ワクチン開発のニュースが流れ各国での接種も始まっている様子ですが、
今年こそはコロナの猛威もなんとか沈静化してくれることを切に願っています。
さて、新年最初のアネゴブログですが、今回は水質検査室のお仕事のひとつ、
『X線分析業務』についてご紹介いたします。
中特グループでは産業廃棄物の受け入れに力を入れており、
リライフの下松リサイクル工場では受け入れた廃棄物を適正に処理しています。
汚泥廃棄物については、再資源化できるものは例えばセメント原料や堆肥原料として再資源化しています。
また、混合廃棄物については、破砕、圧縮、溶融等処理した後
リサイクル業者へ搬出しリサイクルを行っています。
これらの汚泥廃棄物、混合廃棄物を受け入れるにあたり、成分、状態によっては
適正に処理することができません。
そこで、その成分、状態が受け入れ可能であるかどうか判断するために
サンプルを採取しX線分析装置にて化学成分を分析しているわけです。
分析の手順を簡単に説明すると、
①汚泥等サンプルを乾燥させる
②サンプルの塊を細分する為に粉砕機にかける
③粉状となったサンプルを圧縮させて平らにした後分析にかける
④X線分析によりサンプル内の化学成分が明らかとなる
(1サンプルにつきX線分析にかかる時間は装置内に挿入後、概ね25分です。)
この分析によりサンプル内にさまざまな化学成分が含まれている事がわかります。
そして、この分析結果を踏まえ、次の段階へそれぞれどう処理を進めていけばよいのかを検討するのです。
未来開発部のMさん、今年入社の新人Oさんと共に日々奮闘しています。
資源のリサイクルを目指すこのような業務をこれからを担う若い社員の皆と一緒に取り組める事は
私の刺激にもなり励みにもなっており、これからも精進していきたいと思っています。
エコ事業部 アベ