令和3年「我が家の一番の出来事」
皆さん、お楽しみさまです。
気がつけばもう12月です。あと1ヶ月で今年が終わってしまいますー令和3年もいろいろありましたが、今年の我が家の出来事で一番思い出になっていることといえば…
ウチには家の裏の細い通路があり、そこには貧相な千両の木があります。その貧相な千両の木に野生の『ヒヨドリ』が巣を作った事です5月の初め、初めて見つけた時は『巣』のみでした。家族で、何かの鳥が巣立った後なのかな?卵がなくて残念〜💧と話していました…が6月中旬に裏庭からピーピー鳴く声がします裏沿いにある洗面所の窓を開けてそっと覗くと、毛のない目も開いていない4羽の雛たちが親鳥から餌をもらっているところでした
我が家は山間部にあるのでいろいろな鳥・虫を見つけるけど、ヒヨドリのヒナを見たのは初めてでかなり興奮しました。それで暇さえあれば洗面台の上に登ってヒヨ達の写真や動画を撮っておりました。裏庭を挟んでのお向かいさんも毎日ビデオを回していました(笑)
毎日ヒヨドリの親子観察をしての発見
①親鳥たちは餌をあげる時、必ずお互い鳴き合って待ち合わせをし、1羽の親が餌を与えている時はもう1羽が後ろの木で順番待ちをしていることです。外敵が来ないかの警戒役なんだろうなぁ、合理的だなぁと思いました。
②ヒナ達は結構大きなものでも食べると言うことです。ある日7センチはあるだろうのムカデを食べていましたヒナがムカデに刺されて死ぬんじゃないかとヒヤヒヤしました。
③ヒナ達の成長がとても早いということ私が初めて鳴き声を聞いた時は、目も開いてない、毛もない、赤ピンクのかたまりだったのに3、4日もすると毛も生え、すっかり鳥っぽくなっていました。そして、その翌日には羽ばたき練習するヒナが出始め、その次の日には時間差はあれど次々と巣から飛び立ってしまいました💧
もっと観察していたかったなぁ。。
親鳥はヒナが1羽飛び立つごとに片方が飛び立った方へ付いて行き、つかず離れず見守っていました。
4羽のヒナ達、飛ぶのが上手な子が2羽、上手く飛べなくてお隣の屋根ですべって必死にバタついている子が1羽、そして最後の1羽は低空飛行しかできなくて向かいのアパートの駐車場のフェンスの地面から50センチの高さに張りついている。親鳥は2羽であちこちに散らばったヒナ達相手は大変そうでしたが、行ったり来たりしてどのヒナ達のことも見守っていました。
飛ぶのが苦手だった子が、とうとうフェンスから落ち、アスファルトをペタペタ歩いてしまった時も、親鳥は近くまで降りて来て声かけしながら羽ばたきの仕方を教えていました。周りにギャラリーが何人もいて危険だと思ったでしょうにほったらかしにもしない、かといって助けすぎもしない、一定の距離を置きながらも見守り危険も承知で子を助ける姿、まさに親!これぞ親だと私はヒヨドリに尊敬の念を抱きました。
そして我が子にいつも手も口も出す過干渉な自分を反省‥親ヒヨドリに親のあるべき姿を教えていただいた日でした。
低空飛行とペタペタを繰り返していたヒナ、周りに人がいて怖かったんでしょう、とうとう駐車場とアパートの隙間に落ちてしまい、ギャラリーみんな大騒ぎ💦
隙間は細く子供の手しか入らないし、子供の手が入っても深く子供の腕の長さではヒナには手が届きません。しかも、隙間にはポテチの袋等がたまっていてヒヨ自身で脱出も難しそうです。親鳥も慌てているようでした。
野生の生き物、本当はそっと見守るのがいいんでしょうが、過干渉の私。心配で心配で気になって、私同様過干渉の近所のおじさんと小学生とでなんとか救出、成功そのままヒナを捕まえてネコやカラスに見つかりにくそうな木の枝に。ちょこん。ヒナはよっぽど疲れていたのか、枝に乗せるとすぐに眠ってしまいました。
親鳥には、ヒナの場所を言葉と念で一応報告し、その日の巣立ちイベントは終了。気づけば既に18時すぎ。1羽目のヒナから4時間はたっていました😵
翌早朝、気になって昨日の木を見に行くと‥いました!ヒナちゃんまだ目をつむっています。そうすると、今度は、ヒナちゃんそのまま死んじゃったんじゃないのと不安になって、
やってしまいました…。
ちょんちょん。
パチリ👀。
生きていましたあ〜良かった近くの電線には親鳥が赤い実を加えてこちらを見ていました。親鳥はやっぱりヒナを見捨ててなかったとまた感動
夕方、仕事から帰るとヒナも親鳥もいませんでした。けれど、家の周りでは何羽かのヒナ達の鳴き声が聞こえて、幸せな気持ちでいっぱいでした。みんな何事もなく成長してほしいなぁ。。
ヒヨドリはまた同じ巣を使うことがあるそうです。来年また会えるのを楽しみに
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