フランス旅行
今年のお正月は長期連休になりましたが、みなさんはどのように過ごされましたか?
家で寝正月だったり、初詣に行ったり…。
私はこの連休を利用し、昔からの夢だったフランス旅行に行ってきました!
数年前からカレンダーを見て、2019年の年末は長期連休になることが分かり「この連休でフランスに行きたい!」と話していたところ、仲の良い友人が「もし行くなら声かけてくれたら一緒に行くよ!」と言ってくれていたため、友人を誘って二人旅をしてきました。
では見に行ったところをご紹介します。
・ベルサイユ宮殿
「朕は国家なり」という言葉で有名なルイ14世が建てた豪華な宮殿です。豪華絢爛。
帰国後にフランス革命について調べ、「よく歴史を知ってから行けばよかった…」と後悔しました。
・マドレーヌ寺院
名前の「マドレーヌ」はお菓子の「マドレーヌ」ではなく、キリスト教の「マグダラのマリア」からきているそうです。
ギリシャのパルテノン神殿のような巨大な建物で、内部は荘厳な雰囲気の教会でした。
・日帰りでイギリス(ロンドン)
フランスとイギリス間はドーバー海峡にトンネルがあるので、「ユーロスター」という新幹線で日帰りが可能です。
行きでは入出国手続きで1時間遅れ(乗車人数に対して係員が少ないため大混雑)、帰りはパリ到着寸前で人身事故があり1時間停車…とイレギュラーが続きました。
ロンドンは東京のように観光のしやすい街で、地下鉄の表記が分かりやすかったです。
大英博物館は「強盗博物館」と揶揄される(植民地からとってきたものばかりなため)ように、
エジプトのミイラやモアイ像など、ありとあらゆるものがありました。
・モンサンミッシェル
オベール司教の夢で大天使ミカエルが「あの岩の上に教会を建てなさい」とお告げをされ
できた教会。最初オベール司教は信じず、同じ夢を3回見たときにミカエルに頭蓋骨に穴を開けられ、起きて確認したら頭に穴が開いていたのでやっと信じたそうです。
パリからは東京~名古屋間くらいの距離があります。
・オランジュリー美術館
見どころはモネの大睡蓮。シニャックの点描画が美しかったです。
・オルセー美術館(あまりに楽しく文章が長くなってしまったので次回説明します)
・エトワール凱旋門
パリ市内には凱旋門がいくつかありますが、その中でも一番大きく有名な凱旋門です。
当初できたルーブル美術館前の凱旋門は、ナポレオンが「ちっちゃい!もっと大きいの建てよう!」と言ったため、現在のエトワール凱旋門ができたそうです。
↓エトワール凱旋門 ↓ルーブル美術館前の凱旋門
・エッフェル塔
エッフェルさんがパリ万博の際にデザインした塔。当時は民衆が建設に大反対だったようで、数年で取り壊す予定だったのですが、出来上がってみると「いいんじゃない?」ということで現在も残っているとのことです。切り絵細工のように繊細で美しい塔でした。
・ルーブル美術館
数々の素晴らしい作品が展示されていますが、元々は宮殿だったため内部が非常に分かりづらい…。気が付けば「ここはどこ?」という迷子状態でした。ガラス越しに時間制限の中で見る「モナリザ」は、正直よく分かりませんでした(笑)
・サント・シャペル
パリの始まりと言われる「シテ島」にある、ステンドグラスの美しい教会です。ステンドグラスは絵になっており、キリスト教の物語が描かれています。近くには火災で燃えてしまったノートルダム大聖堂があり、年明け2日でしたが修復工事が進められていました。
・オペラ・ガルニエ
「オペラ座の怪人」で有名なオペラ座です。豪華絢爛で美しかったです。
現地に行ってみて初めて知ることも多くありました。
・キャッシュレス決済が進む理由
単純に硬貨が重い。ちょっと現金で買い物をするとお釣りの小銭で財布がずっしり。
できるだけ小銭を持ちたくないと心から思いました。
・歩行者信号が点滅しない
日本だと青→赤に変わる際に点滅しますが、いきなりパッと赤に変わります(危ない)
なんで点滅させないのだろう?と考えましたが、おそらく「点滅させたところで急がない」からかなーと。現地の方は基本赤信号でも車が来ていなければ気にせず渡っていました。
・自販機とコンビニがない不便さ
フランスにはコンビニがありません。ちょっと飲み物を買うにしてもスーパーマーケットに買いに行かなくてはなりません。どこにでも自販機やコンビニがある生活がありがたいものだったのだと気づきました。
・安定のマクドナルド
フランスのマクドナルドは注文がタッチパネル形式。言語が選択でき、注文レシートと商品を引き換えるシステムです。味も日本と変わらず、食事を注文する際の不安がないのでほぼ毎日マクドナルドで食事をしていました。
・エコに対する意識
日本でも買い物の際はエコバック持参が進んできましたが、フランスではエコバックは必須。紙袋を用意してくれるところがごく稀にありますが、基本的には何も袋にいれてはくれません。プラスチックの袋は一度も見ませんでした。ベルサイユ宮殿のような観光地のお土産屋さんでも袋はありませんでした。
・ヤドリギの存在
モンサンミシェルへ向かう途中に、落葉樹にポコポコとくっついている丸いマリモのような存在。調べてみるとヤドリギという寄生植物でした。(日本にもあるようですが今まで見たことがなく、バスの中で「何あれ!?」ととても驚きました)
・フランスの朝
朝起きて動き始めるのが遅いと聞いていましたが、のんびりなわけではなく日の出が遅いことが理由でした。朝8時前でも外は真っ暗。朝焼けは水色の空に広がった雲がピンクに染まり、非常に美しかったです。
・フランスのごみ回収
ごみ収集車が走っていると気が付くと目で追ってしまいます。
日本のごみ収集車より大きな車両で、専用ボックスをセットすると自動でごみを投入する仕組みでした。このような車両は見たことがなかったので驚きでした。
人生で初めてヨーロッパを旅してみて、行く前はいろいろと不安がありましたが、行ってみると「案外なんとかなる!」ということを身をもって体感しました。
一番の不安は言葉が通じないことでしたが、観光客が多い町のためか皆旅行者に優しかったように思います。うまく伝わらない時でも、嫌な顔をされたりため息をつかれたりといったことは一度もありませんでした。
お店で言葉が聞き取れない時にスマホの翻訳アプリを差し出すと話してくれたり、バス乗り場が分からず困っていると現地の方が声を掛けてくれ、片言で伝えると「ここじゃなくて橋の向こうだよ」と教えてくれたりと、現地の方には何度も助けられました。
また、思い切って旅行に行けた理由は会社の社員旅行にあります。昨年の台湾旅行で、自由時間にスマホの地図を使って町を散策したことで「スマホがあれば海外でも個人旅行ができる!」と自信に繋がりました。この経験がなければ、おそらく「夢だけど、やっぱり怖いし…」と諦めていたと思います。
個人での海外旅行は不安もありましたが、それ以上に自分の知らない世界を体験でき一生の思い出になりました。
ちなみに次回の年末年始の長期連休は2024年の年末です。
皆さんも旅行を計画してみてはいかがでしょうか?
投稿者:相本