2021年 年初ご挨拶
あけましておめでとうございます。
中特グループでは今期のスローガンを「想像力を磨く」としました。「想像力」とは、実際に経験していないことを推しはかる力と辞書にあります。例えば、30年後はどのような時代になっているだろうかと想像してみる。
菅総理大臣は所信表明の中で、「2050年までにCO2の実質排出量をゼロにする」と宣言されました。このような未来を想像してみる。そして、私たち一人一人が出来ることは何なのかを考えてみる。
2015年、国連サミットにおいて、従来のMDGsの反省点を踏まえ設定されたSDGsが採択されました。途上国の開発問題にのみ焦点をあてたMDGsから、経済、社会、環境問題にも対応した、先進国も含む地球に暮らす全人類を対象としたものに変わりました。
それにコロナウィルス問題が後押しするかたちで、これまでの自由という大義名分の下の株主利益最優先主義ではなく、ステークホルダー、地域社会、そして地球環境などを優先すべき世の中へと大きくパラダイムシフトしています。
天文学者カール・セーガンの著書で有名になった「Pale Blue Dot(淡く、青い、点)」をご存じでしょうか。1990年2月14日、宇宙探査機ボイジャー1号が彼の指示により、約60億キロメートルの彼方から撮影した地球を表現したものです。(下記NASA撮影写真)
「はるか彼方から我々のこの小さな世界を捉えたこの写真ほど、人類のうぬぼれた愚かさを実証するものはないだろう」とも言っています。
私たち中特グループは、今年も一層、共に地球に暮らす一員として、社会のために役立つ存在でありたいと思っています。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
中特グループCEO橋本ふくみ