『見て・触れて・聴く』アート作品展示に2,233名の方にご来場いただきました。
現在までに2回開催された『廃棄物をもっと身近に・サステナブルを文化に』をコンセプトとする廃棄物アートの公募展COIL Upcycle Art Contestsですが、このコンテストにて選ばれた作品が、2023年3月12日までに熊本県宇城市にある不知火美術館において開催された企画展の“廃棄物に『見て・触れて・聴いてみると、新たな価値が見えてくる展』”にて、展示されました。2,233名の方にご来場いただき、廃棄物アートを「見て・触れ・聴く」機会を提供しました。
「見て・触れ・聴く」廃棄物アート展|子どもの「発見の力」を育てる機会を親子に提供
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日常において最も価値を感じることがない、廃棄物(=不要になったもの)。
便利さや効率が重視される世の中において、廃棄物でつくられたアートを直接見て・触れて・聴く体験を通して
ものごとの新たな価値を見出すことのできる「発見の力」を親子で育てる。
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本企画展は上記の想いを持ち開催いたしました。
実際に親子でのご来場が多く、多くの親子に廃棄物アートに触れていただきながら、子どもが感じる
「これ知ってる!」
「これは何?」
といった、発見の力を育てる機会を提供しました。
前代未聞の試み|"見る" "聴く" そして “触っても良い” アート展
本展示では、日本の未来を担う子どもに対して、一般的な勉強としての学びではなく、自分で見て・触れるといった「実体験を通した自発的な学び」の機会を提供するために
1.見る(鑑賞する)
2.触れる(触る)
3.聴く
という、ロジカルな説明ではない五感で触れることができる3つの方法を提供しました。
実際に参加者からは、
「子どもが見たいと言ってやってきた。実際に触って子どもにとって良い経験になった」
「これは何のゴミだろう」
「作品を近くで見るほど発見があり面白かった」
「触ってみると当初思ったより思ったより柔らかかった」
といったように、廃棄物アートに触れる体験をした一人一人が違う自発的な学びと感想を持つことが分かりました。
「サステナブルな世界観をつくる大きな一歩となった」(COIL Upcycle Art Contestディレクター 橋本季和子 )
常識や仕組みに逆らうサーキュラーで持続可能な未来を本当に創ることができるのか?」そんな不透明さを突破したいという気持ちか ら、アートを起点とした新たな価値提起をしていく廃棄物を用いた現代アートの公募展を始め、2023年に3年目を迎えました。
便利さや効率が重視される世の中において最も価値を感じることがない廃棄物。今回の展示では大人と子供が同じ目線に立ち、アートを率直に楽しむ中で廃棄物をに注目してみたり、サーキュラーな社会に対して意識するきっかけとなるような仕掛けを随所に施しました。
今後も現存する社会に対して、アートを通したさらなるインパクトを実現できるよう挑戦的であり続けたいと考えています。