【中国地方初の調査開始】人工知能を用いたごみ分布調査サービスをごみ収集車に実装。山口県の実証事業に採択されました
□概要
2023年10月、㈱中特ホールディングスは㈱ピリカと連携し、「車両(ごみ収集車)×スマホ×AIによる官民連携の地域美化システム「山口モデル」の構築」としたプロジェクトを実施します。本プロジェクトは「やまぐちデジタル実装推進事業」に採択された事業の一環として取り組み、㈱ピリカが提供する「タカノメ自動車版」のサービスを用います。なお、本サービスの導入は中国地方では初の取組となります。
□人工知能を用いたごみ分布調査サービス「タカノメ自動車版」活用の流れ
「タカノメ」は路上に散乱したごみの分布や深刻さを調査、可視化するサービスです。今回は「タカノメ自動車版」を利用して広域を調査し、ごみの多い場所や傾向を把握します。
①データ収集
株式会社吉本興業のごみ収集車9台に専用のスマートフォンを設置し、通常通り廃棄物の収集運搬業務を行います。走行中、カメラで撮影した画像データを株式会社ピリカに送信し、AIでごみの種類を自動解析します。車両には撮影を行っている旨を記載したステッカーを掲示します。
②データの分析
調査の翌日には分析が完了し、ごみの散乱状況を分かりやすく視覚化します。
③データの活用
ごみの分布データは周南市職員、周南市民がアクセス可能なデータの見える化ページに反映し、市との連携や市内企業・市民との連携による清掃活動の促進と効率化など、さまざまな活用が期待されます。一例として、地域ですでに実施されているさまざまな清掃活動において実際にデータを活用して活動の効率化などの価値を生み出せないかを検証することを目指します。また、ごみの分布データ、ごみ拾いデータを市内企業・市民に提供し、効果的な清掃活動を促すことも検討しています。
□「やまぐちデジタル実装推進事業」について
県を挙げたデジタル実装の加速化、より多くの県民の方にデジタル化の効果を実感していただくことを目的に、地域社会の課題解決に取り組む優れたデジタル技術を持つ民間企業などを募集して採択されたものです。
□関連サイトはこちら
・山口県周南市HP「やまぐちデジタル実装推進事業について」
・しゅうなんクリーンアップ!周南市のごみ拾い活動・ごみ分布状況「見える化」ページ